HUCK FINN LIVE REPORT

　今月はDEVICE CHANGE主催の企画、[COMVICTION Vol.4]のライヴレポートです。あいにくの雨でお客さんの入りが心配でしたが、そんなのお構いなしに結構来てました。ではここから。

　まず1番目のT.J MAXX。ハックには正月以来の登場です。最初、客席の前の方にぽっかりと空間があったけど、じょじょにお客さんもヒートアップしてきてだんだんうまってきました。ライヴのほうは3曲目が終わったあたりで新ベーシストの紹介もあったりして、ＭＣの時はほがらかな感じでしたが、それ以外はさすがベテラン。見せる所は見せるって感じでライヴの完成度は高いです。まさに男気溢れるバンドです。中盤あたりからみんなモッシュ・ダイブしまくりで、なんだか本当に楽しそうっていうのがひしひしと伝わってきました。

　そして2番目、STAB 4 REASON。ひさびさの復活ライヴということで、個人的にすごく楽しみにしてました。相変わらず1曲目からハイテンションでかなりアツかったです。このバンドはいつも、リハでセットリストをきちんと用意してあって、エフェクトとかの指示が事細かに書いてあるんだけど、その辺からもライヴに対する意気込みが他のバンドとは一味違うってのが伺えるし、曲のつなぎとかも考えてあって見せるライヴに徹底してるのがすごいといつも思います。お客さんの反応も、暴れるというよりは見入ってるっていう感じがしました。今日は8曲20分とけっこう短かったけど、内容はかなり濃かったです。最初の勢いのまま無事終了。

　3番目はPROTECT。また今日もリハからVoの人はノリノリで、ホールを動き回って歌ってました。そしてライヴは、いきなり一言目「やってきました！TOKYOセックスシンボル！！」から始まって、最初からトーク炸裂。曲が始まったと思ったら客席にダイブ！1曲終わるごとにとにかくトーク！あいかわらずすごいです。でもとにかくライヴはハンパじゃなくアツいです。お客さんの反応がイマイチだったのがちょっと残念だったけど、このバンドは「みんなで楽しもう」っていうのがいつも溢れてて、今日もそれがすごく伝わってきました。それ以外にも、自分達が思う事をダイレクトに伝えようとしてる、そのひたむきさが感じられるホントにいいバンドだと思います。

　そして4番目のB.D.UNION。このバンドは初めて見るんだけど、ライヴ中BASSの人がとにかく動き回ってたのが印象的でした。っていうか他のメンバーも所狭しとステージ中を動き回ってて、客の反応関係無しに自分達のテンションを高めるだけ高めてたのがすごいです。前半、あばれ過ぎて演奏が危ないトコも多々あったけど、まぁそれもノリってことで。とにかく最後まで全力疾走のB.D.UNIONでした。

　そしていよいよお待ちかねのDEVICE CHANGE。みんな待ってましたとばかりに前に押し寄せて、1曲目が始まると同時に大盛り上がりでした。とくにVoのヨウヘイはいつにも増してノリノリで、スピーカーの上に飛び乗って客席の写真を撮ったり、ホントに楽しそうでした。DEVICEは結成当初から見てるんだけど、ほんとにいいバンドになったなぁとつくづく思います。結局最後までみんな大ノリで、メンバーもお客さんも心の底から楽しんだっていうライヴでした。